おくたまコーチング・てっつーの、本当の自分と出会うブログ

奥魂(おくたま)と繋がる/奥多摩在住パーソナルコーチ松本哲明(てっつー)の公式ブログです。コーチングやイベントの情報、奥多摩での生活の様子などを徒然と綴っています。

恩師・磯淵猛氏と僕(7th blog in Feb.)

当ブログにお越しくださり

有り難うございます!

 

魂の声に耳を傾け、

自分らしく生きる。

 

奥魂コーチン

松本哲明(てっつー)です。

 

 

2/21の16時08分

 

僕の恩師の一人、であり父親のような存在

でもあった磯淵猛先生が急逝されました。

 

享年67歳。

早過ぎる突然の死だった。

 

この記事は磯淵先生に捧げます。

 

 

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最後にお会いした時に頂いたサイン

 

涙が溢れた

先生の訃報が届いたのは、

その突然の死の翌日。

 

共通の友人が知らせてくれた。

 

 

その時、僕は移動中。

 

周りの目が氣になりながらも、

溢れてくる涙をどうすることも

できなかった。

 

 

誰かの死で、これ程までに

泣かされたのは初めてだと思う。

 

 

しかも、悔しいのが、これ程までに

先生を慕っていたことに、こうやって

泣き腫らすまで自覚が無かったことだ。

 

益々、涙が溢れた。

 

 

 

正月にお会いしたのが最後に

今年の正月、里帰りしていた時に、

奥多摩へ戻る日程を先延ばしして、

先生のお店に行った。

 

先生は出張も多く、留守のことが

多いのだが、この日はお店にいた。

 

結果として、この日が先生にお会いする

最後となってしまったのだ。

 

この記事で使っている写真は

その時のものだ。

 

 

その時、互いの干支の話しから、

僕らの年の差が24歳という話題になり、

(つまり同じ干支。卯年。)

24歳差だったら、息子みたいなものだな

と話してくれた。

 

 

それは、何やら事業を始めたという

僕に対する応援のメッセージだった。

 

 

その時、僕は先生に「良かったなー!」

って言葉をかけてもらえるようになろう

と心に決めた。

 

 

67歳という年齢。

 

その時間は十分にあると思っていた。

 

 

 

磯淵先生と僕

磯淵先生は、日本の紅茶業界の第一人者だ。

 

僕が大学生の時、1995年頃から通っている

紅茶専門店ディンブラのマスターでもある。

 

(近年は、滅多にお店には立たなかったが。)

 

 

直接お目にかかることになったのは、

2005年7月。

先生の紅茶教室に通うようになった時からだ。

 

 

でも、先生が鑑定した紅茶を

飲んでいたという点では、間接的には

四半世紀近い付き合いだった。

 

 

その後、2007年の夏にはスリランカ

茶園巡りのツアーに参加させてもらったり、

2009年の春には、イギリス留学中の僕らに

イギリスツアーを組んで会いに来てくれた。

(と勝手に思っているw)

 

 

近年は、住む場所がだんだんと

藤沢から離れて行った関係で、

年に1〜2回しか会えなかった。

 

それでも、会うと、まるで久しぶりな

感じがしないのが不思議が方だった。

 

 

 

 

愛を教わった

先生からは、紅茶というものを通じて、

実に多くのことを学んだ。

 

 

その中で最たるものは「愛」だと思う。

 

言い換えれば「思いやり」とか「優しさ」だ。

 

 

先生は、僕のような顔馴染みが来ると、

お店の奥にあるオフィスにいれば、

必ずと言って良い程、わざわざ

顔を出して来てくれた。

 

例え多忙であっても「今、忙しいんだよ〜」

とか言いながら。

 

 

そして、例え短い時間であっても、

必ず何かしら優しい言葉や

励ましの言葉をかけてくれた。

 

 

最近、思うのは、こうやって

自分の時間を誰かの為に差し出すこと。

 

これは愛だと思うのです。

 

 

でも、僕は、亡くなったのを知り、

涙が止まらなくなって初めて

そのことに氣付いたのである。。。

 

沢山の愛をもらうだけもらって、

自覚すらしていなかったと。

 

 

 

 

沢山の大切なこと

他にも学んだことは山ほどある。

 

・とかくハイソな印象を持たれがちな紅茶を、

カジュアルな飲み物として提供する知恵。

 

アフタヌーンティーだけが紅茶ではないのだ。

 

 

世界に目を向ければ、

庶民にも親しまれている、とても

懐の深い飲み物であることを教えてくれた。

 

僕自身も、そのスタンスが

とても好きだった。

 

 

・スパイスをブレンドする時は、

一番強調したいスパイスを決める

 

あれもこれも欲張って混ぜない。

 

 

これは、スパイスに限った話ではない。

 

 

あらゆる場面で、それこそブログを

書く上でも役立っている普遍的な

知恵だった。

 

 

 

・紅茶は人と人を繋ぐ

 

最近、色んな方から、僕は人を繋げるのが上手い

と言ってもらえる。

 

 

自分では全くもって自覚が無いのだが、

これは紅茶の魔法かもしれない。

 

 

 

 

最後に

恩師・磯淵猛先生から受け取ったもの

について書きました。

 

紅茶を美味しく淹れる方法だけでなく、

実に多くのことを学ばせてもらった。

 

急なことで、まだ本人もビックリ

しているかもしれない。

 

でも、これが先生のタイミングだったのだ。

 

色んな話を聞くにつれ、そう感じる。

 

どうぞ安らかに。

 

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おくたまより愛をこめて。