日本では、アーティストやクリエイターは絶滅危惧種の疑い（8th blog in Dec.）

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おくたまの声を受け取り、

豊かに生きる。

パーソナルコーチ

松本哲明（てっつー）です。

前回の記事で、

アーティストやクリエイターの卵に対して

コーチングを提供する機会を作りたいと

いうようなことを書きました。

それは、ある体験から、もっと

アーティスト達が生き易い社会が

作れないか、という想いが

強くなったから。

その体験から書き始めたいと思います。

▼前回の記事

be-yourself-labo.hatenablog.jp

アーティストに対する豊かな視点

それは、僕がイギリスに留学した時のことです。 

現地の方と話をしてしていた時に、

「何をしに、こっちに来たの？」と

問われた時です。

僕の連れが音楽留学でしたので、

そのことを話したら、

「音楽ができるの？それは凄いことだね！」

と手放しの称賛を受けました。 

本当に心の底から言われた感じで、

すごく衝撃を受けたのを

今でもハッキリと覚えています。

というのも、日本で同じことを言ったら、

大抵の場合、

「それで食べていけるの？」と。

そこまで明確には言わないまでも、

多少は、そういう空氣が漂います。

その空氣が一片も無い！

そのことに衝撃を受けたのです。

それで改めて、向こうの街中を見てみると、

確かに、アーティストに対する

一種の敬意が、あちこちに潜んでいます。

例えば、彼らに「仕事」というか、

要は活躍の場も積極的に提供されていること。

パブとかで演奏させたりとかね。

ロンドンの地下鉄では、

駅構内でパフォーマンスをするための

資格制度まであるんです。

（資格制度に是非はあるにせよ、お役所ですら、

　そういうものに対して理解があるということ。）

路上でパフォーマンスをしても、

当然、咎める人は皆無。

好き嫌いは、それぞれ抱きますけどね（笑）

投げ銭だって積極的に投じる。

僕も楽器をやっていたので、

体験としてありますが、

日本の路上で演奏しようとしたら、

どこからか警備員の方が来て

「ちょっと、ここでは。。。」

そんな所ばかり。

繊細故に動けない

アーティストやクリエイターというのは、

繊細な方が多い。

だからこそ、あんな創作をすることが

できるわけです。

でも、繊細だからこそ、

この日本に漂う空氣、

アーティストは食っていけない

→　アートは仕事ではない 

→　働かざる者、食うべからず

そういったもの敏感に反応してしまいます。

そのせいで、創作活動を諦めてしまった。

明確に言葉になってないし、

意識もしていないかもしれない。

でも、事実として、そういう方は

とても多いと感じています。

自分たちの豊かさを自ら奪っている

こうやって、アーティストの

地位を下げていることが、

結局は日本から本物のアートが出現する

可能性を低めています。

誰にだって経験があると思います。

アートによって癒されたり豊かさを味わったり。

アーティストの創作の機会や意欲を

（無自覚にではあるけど）奪うことで、

彼らの自己実現の機会を奪ってしまう。

その結果として、私たち自身が、

その恩恵に浴する機会を

自ら奪うことになっているのです。

最後に

留学の時の体験から、日本でもっと

アーティストやクリエイターに対する

視点が、もっと豊かになればという

願いを持つようになった。

そんなことを書きました。

前回の記事で書いた、アーティスト向けの

プランは、このことについて、

僕なりに出来ることを模索している

ということですね。 

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