交通系ICカードにチャージをしました。これって経費？確定申告超入門（20th blog in Jan.）

当ブログにお越しくださり

有り難うございます！

おくたま（奥魂）の望む

生き方に臨む。

奥多摩在住パーソナルコーチ

松本哲明（てっつー）です。

年が明けて、僕ら個人事業主には

確定申告の季節が到来したとも

言えます。

こう見えても、僕の前職は経理。

加えて税理士試験も、

２科目に合格してます。

そんな僕なので、

税理士さんのようなことは

できませんが、確定申告の

不安を軽くなるようなものを

お届けします。

今回も「領収証」について。

交通系ICカードにチャージをしました。

これって、経費になりますか？

電車に乗ったり買い物した時に

結論としては、経費になりません。

残念？！

だから、年末に

今年はチョットだけ黒字だから、

ICカードにまとまった額をチャージして、

利益を抑えよう！

とか、できませんからね！w

単に所持金をICカードに移しただけ

という位置付けになります。

意味合いとしては、手持ちの現金を

銀行口座に預け入れたのと同じですね。

そのチャージを使って電車に乗ったり、

買い物をした時に、初めて経費になります。

極端な話、今日チャージして、

そのチャージを翌年使ったら、

それは翌年の経費になります。

その為、確定申告をする上では

チャージ時の処理はありません。

会計は「発生主義」

ここからは、少しだけ専門的な

話をしますね。

ですので、あとは読み飛ばして

いただいても大丈夫です。

とは言っても、この説明を頭の片隅に

置いておくだけでも、

確定申告は楽になりますよ。

さて。

何故、チャージでは経費に

ならないのか。

会計や税の世界には、

いくつかの約束事があります。

その中の一つに「発生主義」という

ものがあります。

現金の収入や支出に関係なく、

経済的事象の発生または変化に基き

その時点で収益または費用を

計上しなければならないとするもの。

（Wikipediaより）

先ほどの例を当てはめると、

チャージした時点では

「経済的事象が発生」していない

ということになるからです。

電車に乗ったり、買い物をしたり、

サービスを提供されたりした時点で、

経済的事象が発生したとみなします。

その時が経費になる日。

例えば、あるセミナーに申し込み、

事前に会費を支払ったのが12月で、

セミナーは、翌１月に実施

というケース。

この場合、いつの経費になると

思いますか？

そう、翌１月付です。

この辺りのツボが押さえられると、

楽になりますよ。

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最後に

確定申告超入門シリーズ。

交通系 ICカードへのチャージは

経費にならない。

その根拠は「発生主義」という

会計上の約束事に基づくんだ、

ということについて書きました。

この考え方を応用したものが

いわゆる減価償却なんですけど、

それは機会があれば^^

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